正しい子供との関わり方とは?「インリアルアプローチ」で悩み解決!

    onigiri
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    こんにちはonogiriです😊

    karaage
    karaage

    子供の発達や成長がきになる…..😢

    保育園では他の子は普通におしゃべりしてるのに

    onigiri
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    子供の発達・成長はいつになっても心配ですよね!

    就学するまでに周りの子と差が無いか気になる親御さんもいるかと思います。

    今回は療育でも行われている「インリアルアプローチ」について解説していきます。

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    目次

    インリアルアプローチとは?

    ・ことばの発達に遅れのある子どものためのコミュニケーションアプローチです。  STの訓練場面だけでなく、日常生活でも使うことが望ましいアプローチです。

    反応的に関わるコミュニケーション意欲・会話のチャンスをあたえる

    子供の様子に合わせる大人の会話のスピード・感覚で接しない

    子供を認める言葉掛け肯定し興味を持たせる

    発達に遅れが無くても普段子供とのコミュニケーションは取れていますか?

    コミュニケーションを取る時は目が合っていますか?

    自分のスピードで会話していませんか?

    実はコミュニケーション取れているようで取れていないと思います。私もその内の1人です。一方的なコミュニケーションになっているのに気づきました。一番の衝撃は目が合っていなかったことです。子供は興味があるものを見ているので話しかけても他の所を見ていたりします。そのような時は、目が合うように指で自分の顔を差すと目が合います。目が合った方が相手の表情が分かり、より濃いコミュニケーションを取ることができます。

    例題

    あなたなら何と言いますか?

    「ワンワン」にもいろいろ

    • 犬を指差して「ワンワン」「犬がいた」
    • 親にしがみついて「ワンワン」「犬がこわい」
    • ハイハイしながら「ワンワン」「犬みたい」
    • 猫を指差して「ワンワン」「あれはワンワン?」
    • おもちゃ箱を指差して「ワンワン」「犬のおもちゃ取って」
    • 犬の人形をかざして「ワンワン」「こっち見てよ」
    • 犬に向かって「ワンワン」「犬さんこんにちは」

    上記の通り子供の「ワンワン」には多くの意味があるのが分かります。子供の表情や行動を見ると、何を伝えようとしているのが分かるようになります。

    療育(発達支援)とは?

    療育(発達支援)とは、障害のある子供やその可能性のある子供に対し、個々の発達の状態や障害特性に応じて、悩みや困り事の解決と将来の自立と社会参加を目指し支援することです。

    子供一人ひとりの成長・発達のスピードが異なります。特に障害のある子供の場合、その子の発達の状況や障害特性に合わせた関わりをすることで、できることを増やしたり、隠れている力を引き出すことができると言われています。

    私の子供も早産のため、成長・発達に遅れがあるので療育活動に参加しています。参加していく中で自分の子供や他の子供を見ていると、できない事ができるようになり成長を感じます。また、周りの方と共感し喜ぶこともできるので、より一層ヨロコビが増すと思います。

    インリアルアプローチの7つの技法

    1. ミラーリング
    2. パラレルトーク
    3. モニタリング
    4. セルフトーク
    5. リフレクティング
    6. エクスパンション
    7. モデリング

    この中でも1、2番が最も重要となります。

    ミラーリング

    子供の動きをまねる(子供の方から積極的にしてくるとgood)

    真似っこ遊びミラーリングは相手の動きを鏡のように真似ることですが、未発達の子供の場合自分の身体のイメージが定まらず、思い通りに動かすことができず、そのせいで転倒によるケガが多かったり、運動全般に苦手意識を持ったりします。

    それを解消する遊びが「ミラーリング」です。友達や親と対面でお互いのいろんな動きを真似っこすることで体幹も鍛えられバランス感覚が養われます。

    また、自分と同様の動きをする相手に好感を持つので、仲間や味方といった形で認識されやすいので友達との仲も深まりやすいと言われています。

    パラレルトーク

    子供の行動気持ちを代わりに言葉化し言ってあげる(言葉1つ1つを大切にする)

    名詞・形容詞・動詞・副詞がありますが、動詞が一番難しいです。上記の画像では「美味しいね」「ご飯モグモグ」などが対象となります。

    子供の行動や気持ちを言葉にすることで行動と言葉が一致し、子供ともコミュニケーションのきっかけにもなります。

    また、言葉と体感・気持ちを一致させることは、感情制御力の向上にも繋がります。遊びの場面では、動物の動きの真似をしている子供に対して、大人が鳴き声を言うことも子供の語彙力を広げていく効果もあります。

    モニタリング

    子供の出す声や音を真似る(子供が面白がって続けてくる・変化が出てくるとgood)

    ミラーリングと同じような技法になり、子供の言葉を真似ることを指します。真似をすることで相手に共感や理解を示す効果があります。自分の動きや声を真似してくれたという共有体験により、子供は声を出す楽しさを感じます。

    あまり言葉を発しない段階の子供におすすめの技法になります。

    セルフトーク

    ・大人が自分の行動や気持ちを口に出し言葉化する。

    大人の状況を言葉にすることで、コミュニケーションの糸口になり、パラレルトーク同様に行動と言葉の一致を促します。

    例えば、何かを探している時は「今バスタオルを探している」、滑り台で子供と一緒に遊ぶ時は「私も滑り台をシュー楽しい」などがあります。

    リフレクティング

    子供が間違えた言葉をさりげなく正しい言葉で言い直す

    例えば、子供がカラスを指さして「たぁちゅう」と言ったらさりげなく「ホントだね!カラスだね」と返します。否定することなく、子供の言葉を繰り返す過程で正しい言葉に言い換えるだけです。

    しかし、普通に子供と会話していると「違うよ~」と言ってしまうので意識することが大切になります。私も「違うよ」と言った時は思い出しこの技法を行っています。

    エクスパンション

    子供が言った言葉を意味的に少し広げて返します。

    例えば、トラックを指さした子供が「うわー!大きいブッブー」と言った時は「ホントだね!大きいブッブーだね。何を積んでいるのかな?」と2語から3語文にして返します。

    モデリング

    子供に会話のモデル(手本)を子供の会話に添って示します。

    例えば、子供が「ジイジ、バアバこんちわ」と言ったら「ジイジとバアバの家に行こうね~こんにちはしよおうね」と返します。

    言葉を発しなくてもおもちゃを指さした時でも、「おもちゃが欲しいの?教えてくれたら取ってあげるよ」と返します。

    インリアルアプローチに期待できる効果(ダウン症などの子供でも)

    インリアルアプローチをベースにした実験では、上記に示した7つの言葉かけを繰り返すと自分からコミュニケーションを取ろうとする姿が増えた結果が出ています。

    ダウン症の子供もインリアルアプローチを取り入れることで、親と目を合わせ笑顔で遊び、興味を持つようになった結果もあります。

    子供とも話し方のコツ

    ①ゆっくりの話し方で

    Q なぜ「ゆっくり」の速度が必要か?

    A 小さい子供の聞く力、聞き取る力はまだ未熟だから。ダウン症の子供は注意。

    大人の普通のスピードは子供にとって早送りくらいになる
    ②はっきり話す
    Q なぜ「はっきり」が必要なのか?
    A 耳の「聞き取り能力」がまだ未熟だから。
    1語1語をはっきりとではなく言葉のリズムで話す
    ③繰り返しを多く
    Q 繰り返しはなぜ必要か?
    A 一度にたくさんのことを理解したり覚えたりできないから。
    体験をともなうとインプットしやすい

    ④行動の始めと終わりをはっきりさせる言葉かけ。

    Q なぜ?

    A 注目をひきつける効果があり、「始め」と「終わり」の間に行われることが「主題」であると分かるから。

    理解させ、次の行動に進みやすい。切り替えが上手になる。

    まとめ

    インリアルアプローチについて解説しました。もしかした「あれ?無意識にやっているかも」と思った方もいらっしゃるかもしれません。普段から子供に対して自然とやっていることもあります。

    新たに気づきとして知ったこともあるかと思います。インリアルアプローチの7つの技法を全て行うのはとても労力がいります。1日10分などでもいいので子供とのコミュニケーションに取り入れると、子供との関わり方に変化が起き、より濃い関係性を築けると思います。

    私も意識し行うことで、以前より子供と目が合った状態で会話できています。目が合うと表情も分かるので子供の理解力がついてきてるのも体感しています。

    最後にオススメの本を紹介するので興味のある方は是非読んでみて下さい。

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